「十六恥漢図(ちかんず)シリーズ」について


釈迦の十六人の高弟をモデルにして中国や日本で図像化されてきた「十六羅漢図」から着想を得て、
2010年に第1作を発表した「十六恥漢図」は、現代では、手を合わせること自体が希薄になりつつあるものの、そこに現代的な向き合い方もあるかもしれないと考えて開始したシリーズ。

悟りを開いた羅漢とは対照的に、本来、断たれるべき欲望や痴態をモチーフとして、現代人の有様を自己投影的に描きだすことを念頭に表現している。悟りを開いた存在をそのまま描くよりも、自己投影的な向き合い方の方がリアルに響くのではないか。図像に現代を投影し、そこに鑑賞者もまた「自分」を投入することで、何を見出すことができるのか。2015年現在、11作品まで完成。

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