「蜆子和尚図」

田んぼに囲まれたアトリエで、毎日、毎日、朝から夜までただただ描くだけの単調で地味な毎日を過ごしております。〆切が近いのでまったく家から出られないのですが、そんな中、唯一の気晴らしは、家の前を流れる川探索を15分ほどすること。…いやぁこうして文章にするとほんと地味ですね。でも今日は大きなテナガエビを捕まえました。

テナガエビというと、「蜆子(けんす)和尚図」。蜆子和尚は唐代の禅僧で、粗末な服をまとい、海老やシジミを採って食べていたことからシジミ和尚と呼ばれるようになった人物。アップした絵は13世紀頃に描かれた牧谿の絵ですが、実に嬉しそうな表情ですね。この画題は他にも多くあり、東京国立博物館にも可翁筆の「蜆子和尚図」があります。http://www.tnm.jp/modules/r_collection/index.php?controller=dtl&colid=A10931

捕まえたテナガエビをモデルに、9月の個展に「蜆子和尚図」描いてみようかな。
地味な僕に、地味なシジミ和尚。合ってるかも。