『endless cycle of rebirth』ステートメント

本日からスタートしたグループ展ですが、作品の意図を問われるご質問をいくつか頂いておりますので、ステートメント付きで再掲載させていただきます。

【『endless cycle of rebirth』ステートメント】

今回の作品は輪廻をテーマに作画。髑髏は「人間」、そこからのびる松は「燃える命」、雀は「自然」を象徴しています。松は人間の「燃える命」の様をイメージしているのですが、松の語源はもともと火であったと言われており、油分が多いため、昔から燃料などに使われてきたことから“火の樹”とも呼ばれていたそうです。そこから今回のモチーフとして選択しました。グネグネと曲がった松の枝の形は「廻」という崩し字の形をイメージしており、画中の字も「廻」です。

日本は自然から多くの恩恵を受けていますが、その反面、時として命を奪われることもあります。これらを目の当たりにするたびに、いつの時代も自然の中で生かされているのだと気付かされ、同時にどう向き合いながら付き合っていくべきなのかを考えさせられます。このテーマはタカシマヤ個展で発表した髑髏シリーズと同じものです。

次の個展までに、死生観というところは表現として強化していきたいテーマ性であり、そのスタートとなる作品群のひとつです。

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「冬の兆し」
・小林画廊
 東京都中央区銀座7丁目5番地12号
http://www.kobayashi-g.co.jp/ja/
・11月10日(火)~11月21日(土)
・10:30~18:30(土曜日10:30~17:00)
・日祝祭日休
・在廊予定日…11月21日(土)

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【掲載作品】
『endless cycle of rebirth』
・M30号
・麻紙、墨、アクリル絵具
・2015年